熊倉千之
( くまくら・ちゆき )一九三六年盛岡生まれ。サンフランシスコ州立大学卒業。カリフォルニア大学(バークレー)にてPh.D.(日本文学)取得。ミシガン大学、サンフランシスコ州立大学などで日本語・日本文学を教える。一九八八年に帰国後、東京家政学院大学、金城学院大学教授を歴任。現在はフリーの研究者。著書に『日本人の表現力と個性──新しい「私」の発見』(中公新書、一九九〇)、『見つめあう日本とアメリカ──異文化の新しい交差を求めて』(共著、南雲堂、一九九五)、『漱石のたくらみ──秘められた?明暗?の謎をとく』(筑摩書房、二〇〇六)『漱石の変身──「門」から「道草」への羽ばたき』(筑摩書房、二〇〇九)など。