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教科書関連

中高生のための表現読本

——語感を磨くレトリック選

エッセイや物語、詩や手紙、レシピなど、言葉が持つ不思議な力に出会える多彩なアンソロジー。

「読む」と「書く」をつなぐ――エッセイ、物語、詩、手紙、レシピなど32篇を収録。表現力を養う手引き、レトリック解説も充実。言語感覚を磨くはじめの一冊。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-91748-5

Cコード

7095

整理番号

2025/10/14

判型

A5判

ページ数

224

解説

内容紹介

【収録筆者一覧】
安房直子◆古賀及子◆中谷宇吉郎◆有元葉子◆ポール・ギャリコ/灰島かり◆杉本真維子◆中島敦◆矢萩多聞◆向田邦子◆姜恩喬/茨木のり子◆管啓次郎◆アレン・ネルソン◆三角みづ紀◆岡田淳◆少年アヤ◆永井玲衣◆奈倉有里◆岸本佐知子◆江戸川乱歩◆伊藤泰充◆川上未映子◆石牟礼道子◆萩原朔太郎◆安土萌◆フランツ・カフカ/池内紀◆神保璟一郎◆粕谷栄市◆いしいしんじ◆小川洋子◆藤原辰史◆池田晶子◆森田真生◆向坂くじら◆谷川俊太郎

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*本書の特長*
●一篇5~10分程度で読める長さ。朝読や多読にも最適。
●読む喜びを味わえる作品を精選。さまざまなレトリックに触れて、語感を磨く。
●表現の手助けとなる問題つき。
●レトリックの解説が充実。「読む」ことが「書く」ことにもつながる。
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目次

巻頭エッセイ 「言葉と私」 安房直子

第1章 日々を見つめる
「ケーキに隙間をみつけてくやしくて泣いた」 古賀及子
「線香花火」 中谷宇吉郎
「大根とスペアリブの煮物」 有元葉子
「猫語の教科書――椅子」 ポール・ギャリコ/灰島かり訳
「天国への日帰り」 杉本真維子

第2章 感覚を通して
「南洋から息子に宛てた手紙」 中島敦
「カトマンドゥ」 矢萩多聞
「消しゴム」 向田邦子
「眼」 姜恩喬/茨木のり子訳
「川が川に戻る最初の日」 管啓次郎
「「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」」 アレン・ネルソン

第3章 イメージを重ねる
「孵化する日まで」 三角みづ紀
「ドリトル先生の台所」 岡田淳
「薄やみにぼんぼり」 少年アヤ
「水中の哲学者たち」 永井玲衣
「クルミ世界の住人」 奈倉有里

第4章 語りから生まれる
「七月の私」 岸本佐知子
「人間椅子」 江戸川乱歩
「平坦な男たち」 伊藤泰充
「私はゴッホにゆうたりたい」 川上未映子
「苦海浄土――ゆき女きき書」 石牟礼道子

第5章 言葉がひらく
「蛙の死」 萩原朔太郎
「海がくる」 安土萌
「父の気がかり」 フランツ・カフカ/池内紀訳
「第九交響曲」 神保璟一郎
「真贋」 粕谷栄市
「土」 いしいしんじ

第6章 わたしから世界へ
「外野手の肩」 小川洋子
「縁側のタバコ」 藤原辰史
「雨の風景 心の風景」 池田晶子
「僕たちの「センス・オブ・ワンダー」」 森田真生
表現と向き合うレトリック的視点
表現と彩るレトリック技法

終 章 書くことへの誘い
「「あとで書こう」と思うとき。」 向坂くじら
巻末詩 「三つのイメージ」 谷川俊太郎

著作者プロフィール

向坂くじら

( さきさか・くじら )

向坂 くじら(さきさか・くじら):詩人、国語教室 ことぱ舎主宰。詩集『とても小さな理解のための』『アイムホーム』(共に百万年書房)、エッセイ『ことぱの観察』(NHK出版)など著書多数。小説『いなくなくならなくならないで』『踊れ、愛より痛いほうへ』(共に河出書房新社)は2作連続芥川賞候補となる。『つながる読書――10代に推したいこの一冊』(小池陽慈編、ちくまプリマー新書)にも執筆。

澤田英輔

( さわだ・えいすけ)

澤田 英輔(さわだ・えいすけ):軽井沢風越学園教諭。著書に『君の物語が君らしく──自分をつくるライティング入門』(岩波ジュニアスタートブックス)、共編に『中高生のための文章読本』(筑摩書房)、共訳に『イン・ザ・ミドル――ナンシー・アトウェルの教室』(三省堂)がある。

森大徳

( もり・ひろのり)

森 大徳(もり・ひろのり):筑波大学附属駒場中・高等学校教諭。共編に『中高生のための文章読本』『ちくま評論選 三訂版』(筑摩書房)がある。

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