loading...

定価

--

ISBN

978-4-480-08541-2

Cコード

0195

整理番号

-15-1

2000/02/08

判型

文庫判

ページ数

544

解説
出版社品切れ

内容紹介

古典的な「表象」の崩壊に代わって「イメージ」の出現という出来事が成立する時点において、恐らくエッフェル塔とは、西欧の表象空間に起きたこの地の竣工の日付をこの認識論的断層の上に重ね合わせることが可能であるように思える。エッフェル塔の伝記を辿ってゆくとき、こうした「近代」的な「イメージ」の生成過程と、それを可能ならしめた文化的・社会的・政治的力学の諸条件が、或る模範的な姿で浮かび上がってくる。近代と表象とをめぐるさまざまな問題を体現した特権的な塔を透徹した論理と輝かしくも華麗なエクリチュールで徹底的に読み解く記念碑的力作。

目次

序章 「無用性」の美学のために
第1部 三百メートルの鉄塔
第2部 階級と地政学
第3部 相似・反復・投射
終章 「近代」あるいは未了の空位期

著作者プロフィール

松浦寿輝

( まつうら・ひさき )

松浦寿輝(まつうら・ひさき):1954年東京生まれ。詩人、小説家、批評家。東京大学名誉教授。詩集に『ウサギのダンス』(七月堂)、『冬の本』(青土社、高見順賞)、『afterward』(思潮社、鮎川信夫賞) 、『松浦寿輝全詩集』(中央公論新社)ほか。小説に『花腐し』(講談社、芥川賞)、『半島』(文藝春秋、読売文学賞)、『名誉と恍惚』(新潮社) ほか。評論・エッセイに『口唇論』(青土社)、『映画n-1』(筑摩書房)、『平面論』(岩波書店、渋沢・クローデル賞)、『エッフェル塔試論』(筑摩書房、吉田秀和賞)、『折口信夫論』(太田出版、三島由紀夫賞)、『表象と倒錯』(筑摩書房)、『明治の表象空間』(新潮社、毎日芸術賞特別賞)ほか。訳書に『アルトー/デリダ デッサンと肖像』(みすず書房)ほか。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

【生誕100年】茨木のり子の本