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ちくま学芸文庫

フーコー・コレクション 5 性・真理

どのようにして、人間の真理が〈性〉にあるとされてきたのか。欲望的主体の系譜を遡り、「自己の技法」の主題へと繋がる論考群。 【解説: 石田英敬 】

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08995-3

Cコード

0110

整理番号

-12-6

2006/09/06

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

「性こそが、人間の深遠な真理を読み取れる特別な場所である」と見なされるようになったのは、どのようにしてか。長い空白期間を挟みつつ、死を目前に3巻まで刊行された『性の歴史』。この長大な仕事を通してフーコーは、私秘的な領域への権力介入を分析し、欲望的主体の系譜を遡って“生の技法”を浮かび上がらせるに至る。第5巻「性・真理」は、未刊行の巻も含めた『性の歴史』への序文、真理をめぐる駆け引きに覆い隠されてしまった“自分自身への配慮”を探る論考「自己への技法」などを収録し、フーコーの後期問題系への展開を通覧する。

目次

性現象と真理
身体をつらぬく権力
性の王権に抗して
世界認識の方法―マルクス主義をどう始末するか
性現象と孤独
性の選択、性の行為
倫理の系譜学について―進行中の仕事の概要
快楽の用法と自己の技法
『性の歴史』への序文
自由の実践としての自己への配慮
生存の美学
自己の技法
個人の政治テクノロジー

著作者プロフィール

ミシェル・フーコー

( ふーこー,みしぇる )

ミシェル・フーコー(Michel Foucault):1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1970年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没。著書に『精神疾患とパーソナリティ』、『狂気の歴史』、『臨床医学の誕生』、『言葉と物』、『知の考古学』、『監視と処罰』、『性の歴史』がある。

石田英敬

( いしだ・ひでたか)

1953年、千葉県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学、パリ第10大学大学院博士課程修了。現在、東京大学大学院情報学環長、総合文化研究科言語情報科学専攻教授。専攻、記号学・メディア論、言語態分析。特に19世紀以後のメディア・テクノロジーの発達と人間文明との関係を研究。編訳書に『ミシェル・フーコー思考集成(全10巻)』、『フーコー・コレクション(全6巻+ガイドブック)』(筑摩書房)、著書に『知のデジタル・シフト』(弘文堂、編著)『アルジャジーラとメディアの壁』(岩波書店、共著)『記号の知/メディアの知』(東京大学出版会)などがある。

松浦寿輝

( まつうら・ひさき)

松浦寿輝(まつうら・ひさき):1954年東京生まれ。詩人、小説家、批評家。東京大学名誉教授。詩集に『ウサギのダンス』(七月堂)、『冬の本』(青土社、高見順賞)、『afterward』(思潮社、鮎川信夫賞) 、『松浦寿輝全詩集』(中央公論新社)ほか。小説に『花腐し』(講談社、芥川賞)、『半島』(文藝春秋、読売文学賞)、『名誉と恍惚』(新潮社) ほか。評論・エッセイに『口唇論』(青土社)、『映画n-1』(筑摩書房)、『平面論』(岩波書店、渋沢・クローデル賞)、『エッフェル塔試論』(筑摩書房、吉田秀和賞)、『折口信夫論』(太田出版、三島由紀夫賞)、『表象と倒錯』(筑摩書房)、『明治の表象空間』(新潮社、毎日芸術賞特別賞)ほか。訳書に『アルトー/デリダ デッサンと肖像』(みすず書房)ほか。

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