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ちくま文庫

新版 思考の整理学

累計300万部突破!

「東大・京大で1番読まれた本」で知られる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での講義を新収録し読みやすい活字になりました。

定価

693

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43912-3

Cコード

0110

整理番号

-1-11

2024/02/08

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

累計発行部数300万部突破!
東大・京大・早慶など全国44の大学で1位!
四半世紀、知の最先端で読まれ続けている不朽の名著

「東大・京大で1番読まれた本」として知られ、刊行以来40年以上読み継がれる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での特別講義を新たに収録し、文字を大きく読みやすくしました。
自分の頭で考え、アイディアを軽やかに離陸させ、思考をのびのびと飛行させる方法とは?――広い視野とシャープな論理で知られる著者が、自らの体験をもとに提示する恰好の「思考法」入門書。

増補
「東大特別講義」を新たに増補します。
2009年7月1日、外山滋比古先生が東京大学で行った講義「思考の整理学を語る」の貴重な音声テープが見つかりました。参加した100 名を超える現役東大生に向けた熱い言葉の数々を初めて収録します。

改訂
文字サイズを大きくしてゆったり組みなおし、挿絵も刷新してより読みやすくなります。
旧版:12Q 41字×17行 ⇒ 新版:13.2Q 38字×16行(*文字の大きさは1.1倍に)


思考を深めるキーワード
朝の頭はそれだけ能率がいい >>P.24
思考の整理法としては、寝させるほど大切なことはない >>P.40
発想のもとは、個性である >>P.60
つんどく法 >>P.94
いかにうまく忘れるか >>P.131
とにかく書いてみる >>P.139
声を出してみると、頭が違った働きをする >>P.158

目次

【目次】

グライダー
不幸な逆説
朝飯前


発酵
寝させる
カクテル
エディターシップ
触媒
アナロジー
セレンディピティ


情報の“メタ"化
スクラップ
カード・ノート
つんどく法
手帖とノート
メタ・ノート


整理
忘却のさまざま
時の試錬
すてる
とにかく書いてみる
テーマと題名
ホメテヤラネバ


しゃべる
談笑の間
垣根を越えて
三上・三中
知恵
ことわざの世界


第一次的表現
既知・未知
拡散と収斂
コンピューター

あとがき
「思われる」と「考える」 ――文庫本のあとがきにかえて

東大特別講義
新しい頭の使い方 ――『思考の整理学』を読んだみなさんへ伝えたいこと

著作者プロフィール

外山滋比古

( とやま・しげひこ )

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923-2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『新版 「読み」の整理学』『忘却の整理学』(ちくま文庫)他、『日本語の論理 増補新版』(中公文庫)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社文庫)など著作は多数。

メディア情報

新聞

2025/10/18

東京新聞で紹介されました。
新聞

2025/07/05

東京新聞「再読 あの言葉」で紹介されました。「自分で新しいものをつくり出す思考力が必要になる」
新聞

2023/12/03

共同通信より紹介記事が配信されました。(山形新聞、埼玉新聞、信濃毎日新聞、中国新聞、山陰中央新報、熊本日日新聞ほか)
新聞

2022/05/02

産経新聞で三省堂書店神保町本店でこれまで最も売れた本として紹介されました。
WEB

2022/03/27

日刊SPA!で紹介されました。「東大生が感動した「春に読みたい本」ベスト3…新しい学びを得るのに最適な名著」
WEB

2022/02/28

ウートピで紹介されました。「なぜ今も売れ続ける? 外山滋比古の『思考の整理学』が263万部突破」

スペシャルコンテンツ

『思考の整理学』を読んだ東大生の感想

『思考の整理学』トリプルミリオン達成までの経緯

『思考の整理学』はお茶の水女子大学名誉教授・外山滋比古氏による学術エッセイ。300冊以上の著書を持ち、「知の巨人」と呼ばれた氏の代表作です。1983年に「ちくまセミナー」シリーズの一冊として刊行されたもので、その後1986年に文庫化。文庫版は2007年までの21年間で16万部のロングセラーとなっていました。2007年に岩手県盛岡市のさわや書店で当時店員だった松本大介氏が記した「もっと若いときに読んでいれば…」という書店店頭の手書きPOPをきっかけに再び注目を集め、2008年の東大生協本郷書籍部・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得し、“東大・京大で1番読まれた本”のフレーズが生まれました。このフレーズを帯で使用したことで更に話題をよび2009年に累計発行部数が100万部を突破。その後も毎年新たな読者を増やし続け、2016年に200万部、2020年に250万部を突破。また、2024年には「東大特別講義」を増補して初の改訂を実施し、新版に。文庫版は単行本刊行から40年以上が経った今もなお年間平均約10万部の重版が続いており、まさに時代を超えた不朽の名著となっています。

外山滋比古(とやま・しげひこ)

1923年愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『新版 「読み」の整理学』『忘却の整理学』(ちくま文庫)他、『日本語の論理 増補新版』(中公文庫)、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社文庫)など著作は多数。2020年7月没。

 

寄せられたコメント

私は外山滋比古の著作を読むたびに、毎回驚かざるを得ないのだ。 脳科学の研究者でも、発達を学んだ医師でもないはずなのに、彼の深淵なる思考の結実は、長年子どもの発達の歪みの実例を目の当たりにして、それを科学的に証明したいと思って活動してきた一小児科医が到達した考えとぴたりと一致する。快感である。 そしてこのように、道が違っても到達する頂上の景色は同じなのであるから、これは絶対に「真実」なのだ、と確信させてもらえるのだ。 現代において必要なのは自走する「飛行機能力」なのであり、親が先回りして引っ張るグライダーでは絶対にいけないのだ。 自分の子どもの脳に、堅牢で美しく、多少の攻めにあっても崩されない自立した「石垣」を構築したいと願う親であるならば、これは必読の書である、と私は強くお薦めしたい。
──

小児科専門医・医学博士・公認心理師

成田奈緒子

さん
本書を読んで僕が得た教訓は、「頭が良くなったと錯覚していたけれど、それは本当の意味で勉強をしたわけではないんだな」というものです。 「学び」とは主体的に自ら知りたいと思って行動することであり、そうでないものはすべて紛い物の勉強だったのだと気付かされるのです。自分たちが勉強していたことというのは結局、本来の勉強ではなかったのだ、と。 もっと有機的に知識を繋げて、次の新しい広がりを得るための問いを自分の中で得ようとすること。そういう過程こそが、「思考の整理」なのだと思います。 『思考の整理学』は、頭のいい人であればあるほど陥りがちな勉強の弱点を教えてくれる本だと言えるのではないでしょうか?
──

日曜劇場「ドラゴン桜」の監修や漫画「ドラゴン桜2」の編集担当

西岡壱誠

さん

シリーズ・関連本

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