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ちくま文庫

新版 「読み」の整理学

定価

770

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43957-4

Cコード

0195

整理番号

-1-12

2024/05/09

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

読み方には2種類ある。既知を読むアルファ読みと未知を読むベータ読み。『思考の整理学』の著者が現代人のための「読み」方のコツを伝授する。

『思考の整理学』の著者が伝授する現代人のための〈読み方〉の極意

読み方には2種類ある
知っていることを読む〈アルファ読み〉
未経験のことを読む〈ベータ読み〉
これによってあなたの〈読み方〉が変わるだろう!

取扱説明書や役所の書類など、読んでも頭に入ってこないという経験はないだろうか? 自分が未経験のことを読むのは難しい。一方、知っている事柄を読んで理解することは簡単にできる。ここには2種類の読み方──未知を読むベータ読み、既知を読むアルファ読み──がある。知のバイブル『思考の整理学』の著者が伝授する〈読み方〉の極意。読書や本にまつわる文章を増補し〈新版〉として登場。
カバーデザイン  坂野公一+吉田友美(welle design)
カバー装画 タケウマ

目次

序章(未知が読めるか
マニュアルがこわい
論語読みの論語)
第1章(わかりやすさの信仰
スポーツ記事
自己中心の「加工」
音読)
第2章(教科書の憂鬱
裏口読者
批評の文章
悪文の効用)
第3章(アルファー読み・ベーター読み
幼児のことば
二つのことば
切り換え
虚構の理解
素読
読書百遍)
第4章(古典と外国語
寺田寅彦
耳で読む
古典化
読みと創造
認知と洞察)
附録

著作者プロフィール

外山滋比古

( とやま・しげひこ )

外山 滋比古(とやま・しげひこ):1923?2020年。愛知県生まれ。英文学者、文学博士、評論家、エッセイスト。東京文理科大学卒業。「英語青年」編集長を経て、東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任。専門の英文学をはじめ、日本語、教育、意味論などに関する評論やエッセイを多数執筆した。40年以上にわたり学生、ビジネスマンなどを中心に圧倒的な支持を得る『思考の整理学』をはじめ、『忘却の整理学』『知的創造のヒント』(筑摩書房)他、『乱読のセレンディピティ』(扶桑社)など著作は多数。

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