田辺聖子
( たなべ・せいこ )田辺聖子(たなべ・せいこ):1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒業。64年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で芥川賞を受賞、以後精力的に書き続け、87年『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞。2008年に文化勲章受章。大阪弁で軽妙に綴る現代小説の他に、古典文学の紹介、評伝小説など、著書多数。19年6月死去。
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職場の先輩・ちさを通して描かれる女性のしたたかさや人生の機微(「ちさという女」)、16歳年下の青年・「魚座」と39歳の紫苑の美しくも儚い恋模様(「魚座少年」)……。女性小説家として第一線で活躍し続けた著者がユーモラスに描く、こんがらがった二人の話。ややこしくて味わい深いのが「恋」。胸の奥がそわつく、選りすぐりの恋の物語9編。
解説 酒井順子
カバー装画・題字 寺田マユミ
カバーデザイン 田中久子
ラストオーダー
ちさという女
うすうす知ってた
おやすみ
うずうず
魚座少年
石のアイツ
さくらんぼ
田舎の薔薇
解説 酒井順子