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ちくま文庫

新版 おやときどきこども

うまく愛せない日の、私たちのための本。

親になると子供時代が遠くなる。教室で25年、子供達の隣にいた著者が聴きとった声に導かれて、読む人は大人と子供の間を行き来する。解説 古賀及子

定価

990

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-44122-5

Cコード

0137

整理番号
と

-32-1

2026/10/08

判型

文庫判

ページ数

304

頁
解説

古賀及子

内容紹介

この本のページをひらくと、子どもたちの声がする。その声はときに鋭く、ときにおかしくて、油断していた大人の胸を不意に射抜く。ああ、私もこんなふうに思っていた。言えなかった。忘れていた。教室で25年、子どもたちの隣にいた著者が聴きとった声に導かれて、読む人は大人と子どもの間を何度も行き来する。そのとき親と子は、「正解」ではないあたらしい光の中にいる。
解説 古賀及子

目次

はじめに
1 新しい子どもたち
大人と子どもの「現実」
それぞれのストーリー
スマホと嘘つき
いじめの関係をほぐす
入試と父の暴力
コミュ障と恋と物語り
彼女はそのままに世界を見ていた
出会い方
孤独という避難所

2 大人の葛藤の中身
子どもは簡単に自分を責めてしまう
よそよそしい家族
がんばっているのに、成績が伸びない
子どもの生き方は、もう決まっている
思春期の子どもがわからない
呪いでない宝はない
姉と弟のきょうだいにありがちなこと
えこひいきする先生
遊びと企て

3 子どもと意志
学問と祈り
死にがいを求めて生きている
関係性、それ自体が私なんだ
意志と責任
子どもは欲望を見つける
見られている

4 子どもと言葉
言葉で伝わるという誤解
弱いつながり
子どものことが「わかる」ということ
子どもという再生装置

家族のかたち─ あとがきに代えて
礼太郎くんからの手紙

解説  熱心さは失わず、けれど真に受けない親子の、どことなく大丈夫な未来 
古賀乃子

著作者プロフィール

鳥羽和久

( とば・かずひさ )

鳥羽 和久(とば・かずひさ):1976年福岡県生まれ。教育者、作家。専門は日本文学・精神分析。大学院在学中に中学生40人を集めて学習塾を開く。現在、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役。学習塾「唐人町寺子屋」塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長、オルタナティブスクール「TERA」代表を務める。現在の教室では、高校受験・大学受験指導に加え、現代川柳会、哲学対話、リベラルアーツなど、自分の言葉や問いに出会うための場をひらいている。著書に『親子の手帖 増補版』(鳥影社)、『君は君の人生の主役になれ』(筑摩書房)、『光る夏 旅をしても僕はそのまま』(晶文社)、『それがやさしさじゃ困る』(赤々舎)など。

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