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ちくま文庫

トレヴァー短編選集2

短編小説の名手がアイルランドを舞台にして書いた傑作8編を収録

歴史の痕跡があるアイルランドを舞台に、人間の宿命と悲喜交々を描く。苦みと同時にふしぎな優しさをあわせもつ短編小説の魔法8編。解説 栩木伸明

定価

1,320

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-44115-7

Cコード

0197

整理番号
と

-31-2

2026/10/08

判型

文庫判

ページ数

336

頁
解説

栩木伸明

内容紹介

不倫の終わりに、老女の秘めた愛の深さを知る女を描いた「パラダイスラウンジ」、女性用下着のセールスマンが孤独の中で英雄的交響曲を夢想する物語「音楽」、土地を守る父の夢と、その代償を背負わされる娘の歳月を予見する「キャスリーンの牧草地」など、短編小説の名手が故郷アイルランドを舞台にして書いた傑作8編を収載。
解説 栩木伸明

目次

パラダイスラウンジ
音楽
キャスリーンの牧草地
第三者
トラモアへ新婚旅行
哀悼
見込み薄
女洋裁師の子供

よそ者としての小説家──アイルランド史の概略を含む訳者あとがき

著作者プロフィール

ウィリアム・トレヴァー

( とれヴぁー,うぃりあむ )

ウィリアム・トレヴァー(William Trevor):1928年、アイルランドのコーク州生まれ。教師、彫刻家、コピーライターなどを経て、60年代より作家活動に入る。65年、第二作『同窓』がホーソンデン賞を受賞、数多くの賞を受賞している(ホイットブレッド賞は3回)。ツルゲーネフ、チェーホフ、ジョイス、オコナーに連なる現代最高の短編作家と称され、ノーベル文学賞候補にもたびたび名前が挙がった。短編集に『聖母の贈り物』『異国の出来事』、長編作に『恋と夏』(以上、国書刊行会)などがある。2016年逝去。

栩木伸明

( とちぎ・のぶあき )

栩木 伸明(とちぎ・のぶあき):1958年生まれ。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。著書に『アイルランドモノ語り』(みすず書房、読売文学賞〔随筆・紀行賞〕受賞)、訳書にウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』、ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』(みすず書房)などがある。

寄せられたコメント

トレヴァーは、肝心な一行を書かない。書かないことで、書く。すさまじい作家だ
──

岸本佐知子

さん
人生の断片が鋭く深く描かれていて、読み終えた後も彼らが自分の中で生きている気がする
──

柴崎友香

さん

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