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ちくま文庫

ルルとミミ

——夢野久作全童話 下

いま 読んでも 抜群に面白い

「夢野久作」としてのデビュー以前に残した童話作品を集成する全2巻のシリーズ。のちの作品群のテーマや題材にも通ずる奇想あふれる物語たち。

定価

1,980

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-44118-8

Cコード

0193

整理番号
ゆ

-2-15

2026/10/08

判型

文庫判

ページ数

592

頁
解説

内容紹介

「夢野久作」としてのデビュー以前に残した童話作品を集成する全2巻のシリーズ。のちの作品群のテーマや題材にも通ずる奇想あふれる物語たち。三大奇書の一つ『ドグラ・マグラ』の夢野久作には、作家デビュー以前から、短歌、評論、ルポルタージュなど多岐にわたるジャンルでかなりのキャリアがあった。中でも童話は質、量ともに非常に充実している。これらは全集や著作集で発掘が進み、その全貌が明らかになりつつあるものの、現在は入手困難なものが多い。本書は、全二巻の文庫で、存在が確認できる童話を集成するシリーズの下巻。 

カバーデザイン  坂野公一+吉田友美(welle design)
カバー装画 青井わに

目次

犬のいたずら/若返り薬/クチマネ/虫の生命/桃太郎のお母さん/銀のうた銀の踊り/一銭/馬と鼠/蜜柑とバナナ/弱虫太郎/凍えた蛇/雪の塔/キキリツツリ/オモチャの探偵 三人兵士/筆入/ドン/紅梅の蕾/水飲み巡礼/お菓子の大舞踏会/馬鹿な百姓/トンボ玉/茶目九郎/凧と雀/お池の水/松と桜/鵞鳥の群/虫と霜/猿/北風と太陽/犬と人形/豚と猪/蛇と蛙/ペンとインキ/蚤と蚊/懐中時計/人形と狼/森の神/約束/お金とピストル/鷹とひらめ/医者と病人/二つの鞄/狸と与太郎/雛っ子/驢馬の紛失/二人の男と荷車曳き/先生の眼玉に/梅のにおい/電信柱と黒雲/鉛筆のシン/おもちゃ二つ/何だらう何だらう/健ちゃんの希望/がちゃがちゃ/ドングリコッコ/雨ふり坊主/ツクツク法師/ピヨン太郎/虻のおれい/奇妙な遠眼鏡/オシャベリ姫/三人姉妹/寸平一代記/人が喰べ度い/豚吉とヒョロ子/ルルとミミ/雪子さんの泥棒よけ

巻末資料
夢野久作と童話 杉山龍丸
想像のゆりかご 夢野久作の童話 伊藤里和

編者解説 日下三蔵

著作者プロフィール

夢野久作

( ゆめの・きゅうさく )

夢野 久作(ゆめの・きゅうさく):1889-1936。福岡県生まれ。本名杉山泰道。幼名直樹。政治結社玄洋社系の杉山茂丸を父にもつ。修猷館から近衛歩兵第一聯隊に入隊し満期除隊。慶應義塾中退。農園経営、僧侶、謡曲教授、新聞記者など様々な職業を経験。1926年、雑誌「新青年」に「あやかしの鼓」が入選し本格的な作家デビューとなる。日本探偵小説界の三大奇書『ドグラ・マグラ』他、「死後の恋」「瓶詰地獄」など、狂気かつ妖しい独自の世界観、一人称の独白体や書簡形式の特徴的文体で、今もなお読者を魅了し続ける。

日下三蔵

( くさか・さんぞう )

日下三蔵(くさか・さんぞう):1968年、神奈川県生まれ。SF・ミステリ評論家、アンソロジスト。ちくま文庫では山川方夫、都筑道夫、田中小実昌、結城昌治など多数の編集を手がける。

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