loading...

ちくま文庫

ルポ 町中華の戦後史

のれんの向こう側には、こんな歴史があった!

戦後に発展した個人経営の大衆中華料理店=「町中華」の歴史や魅力を、店主への取材や数百軒の訪問で得た知見をもとに描く唯一無二のルポ。解説 稲田俊輔

定価

1,056

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-44128-7

Cコード

0195

整理番号
き

-21-2

2026/10/08

判型

文庫判

ページ数

288

頁
解説

稲田俊輔

内容紹介

戦後に広まり、高度経済成長とともに隆盛した大衆中華料理店=「町中華」は、店主の高齢化やチェーン店との競争など危機もあるなかで、現在も多くの人々の心を惹きつけている。そんな町中華の戦前から現在までの激動の歴史を店主への取材や数百軒の訪問で得た知見をもとにたどり、メニュー、出前、のれん分け等も徹底考察する。『夕陽に赤い町中華』を改題・改訂。

解説 稲田俊輔

本書の内容の一部
*なぜカレー、カツ丼、オムライスがメニューにあるのか?
*ラーメン人気の裏には、アメリカ政府の戦略があった!?
*つぶれない町中華の秘密は「旨すぎない味」!?
*バイクにつける「出前機」が安定して運べる秘密
*流しの歌手、花屋、サラリーマン……店主のさまざまな前職
*餃子と戦争引揚者、出前とバブル経済、化学調味料の発明etc.

カバーイラスト 中尾正風
カバーデザイン 中村道高(tetome)

目次

はじめに
第一章 町中華はどこから来たのか――もろびとこぞりて 
1 人形町の『大勝軒本店』に見る戦前からの流れ 
2 地方から東京へ 『下北沢丸長』に見る戦後の流れ 
3 引揚者の参入で大陸の味が合流した 
コラム1 町中華店名考 
4 日本人の食生活を変えたアメリカの小麦戦略 
5 町中華の味を決定づけた〝化調〟の流行 

第二章 町中華の黄金期――ワリバシは踊り、鍋は炎に包まれた 
1 出前のバイクが町を走る 
2 メニュー研究──〝最強打線〟と〝三種の神器〟が奇跡の合体
コラム2 土地に根を張るローカルメニュー 
3 絶頂の八〇年代、ギターを中華鍋に持ち替えて 

第三章 町中華よ何処へいく 太陽はまだ沈まない 
◆ 伝説の人、山岸一雄の味を求めて──『お茶の水、大勝軒』の挑戦 
コラム3 残っている町中華はなぜつぶれないのか 

エピローグ 
おわりに 
文庫版あとがき 

解説 ロマンのガイドブック 稲田俊輔 

著作者プロフィール

北尾トロ

( きたお・とろ )

北尾トロ(きたお・とろ):1958年、福岡県生まれ。ライター。2010年にノンフィクション専門誌『季刊レポ』を創刊、15年まで編集長を務める。 14年に町中華探検隊を結成し、25年1月まで隊長を務めた。猟師としても活動中。著書に『ラーメンの神様が泣き虫だった僕に教えてくれたなによりも大切なこと』(文藝春秋)、『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(文春文庫)、『佐伯泰英山脈登頂記』(朝日文庫)など多数、共著に『町中華とはなんだ』(角川文庫)、『町中華探検隊がゆく!』(交通新聞社)、『愛と情熱の山田うどん』(河出文庫)などがある。

シリーズ・関連本

「ちくま文庫」でいま人気の本

【9/21は敬老の日】老いをかんがえる本