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ちくま文庫

校正の散歩道

時代が変わっても色褪せない「校正」を語る名エッセイ、待望の復刊!

赤字の入れ方、字体の苦労、尊敬する先輩……校正者がその喜びも悩みも語る一九七九年刊の名エッセイ、待望の復刊。教え子のインタビューも収録。

定価

1,100

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-44132-4

Cコード

0195

整理番号
ふ

-61-1

2026/11/10

判型

文庫判

ページ数

320

頁
解説

内容紹介

1949年、ひとりの女性が岩波書店校正室の門を叩く。伝説的な先輩たちの言葉や仕事に学び、原稿とゲラに向き合う「頭脳の肉体労働」のなかで発見した、赤字の入れ方ひとつに宿る哲学、よりよい本を読者に届けるための「職人」としての矜持と倫理。瑞々しくも厳しい珠玉の校正/仕事論が、約半世紀の時を超え、私たちの背中を力強く押す。巻末にインタビュー「教え子たちが語る古沢典子」を収録。

校正、仕事をめぐる名言多数――
「私の仕事はまちがっていないと言ったら素人と思え」
「校正の存在が目につく時というのは、ただ誤植の残っている場合のみ」
「骨を折るのが校正で、菓子の来るのが編集だ」
「あたたかみのある校正をせよ」

カバーイラスト 佐藤野々子
カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン)

目次

二人の師 
名人二態 
働くこころ 
わざっと見落し 
注意力の陥し穴 
校正屋が迷うとき 
判読苦労話 
笑い話いろいろ 
校正のみぞ知る 
原稿への註文 
字体の苦労 
赤字の入れ方 
赤字引合せ 
白い校了紙 
玄人と素人 
職人同士 
速度と能率 
縁の下の銅像 
〈附〉梅さんのこと 
あとがき 

巻末インタビュー 教え子たちが語る古沢典子 
写真資料 活字組版 

著作者プロフィール

古沢典子

( ふるさわ・ふみこ )

古沢 典子(ふるさわ・ふみこ):1917年、東京生まれ。39年、東京女子高等師範学校文科卒業。42年より雑誌「科学知識」の編集や校正に携わるが、戦争のため職務不能に。49年、岩波書店入社、校正課(当初は校正室)に勤務。61年退職、自宅校正を担当。同年に外国人のための日本語教師養成機関を経て、67年より早稲田大学語学教育研究所講座講師などとして教鞭をとる。校正についても、69年より日本エディタースクール講師、校正技能審査試験審査委員を務める。77年から79年まで韓国・ソウルの大学で日本語教師として勤務、帰国後は主に日本語教育に注力した。共著書に『活字礼讃』『『大漢和辞典』を読む』がある。

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