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ちくまプリマー新書

壊れた脳と生きる

——高次機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援

脳に傷を負った当事者と、高次脳機能障害を専門とする医師が「見えない障害」とともに生きるためのヒントをとことん考え抜く。

定価

1,012

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68402-8

Cコード

0247

整理番号

376

2021/06/08

判型

新書判

ページ数

288

解説

内容紹介

脳に傷を負った当事者と、高次脳機能障害を専門とする医師が「見えない障害」とともに生きるためのヒントを考え抜く。人生を左右するお困りごとの数々と対処法。

目次

はじめに 支援職と当事者の歩み寄りを求めて
第1章 人生を左右するお困りごと
第2章 名もなき苦しみに、名前をください!
第3章 自己理解の支え
第4章 あなたの隣の当事者さん―支援の仕方を考えよう
当事者を代表してのお願い―対談を終えて
おわりに 「個性」に合わせた支援をめざして

著作者プロフィール

鈴木大介

( すずき・だいすけ )

1973年千葉県生まれ。文筆業。子どもや女性、若者の貧困問題をテーマにした取材活動をし、代表作として『最貧困女子』(幻冬社新書)などのあるルポライターだったが、2015年、41歳のときに脳梗塞を発症し高次脳機能障害が残る。当事者としての自身を取材した闘病記『脳が壊れた』『脳は回復する』(ともに新潮新書)が話題に。他にも、夫婦での障害受容を描いた『されど愛しきお妻様』(講談社)『発達系女子とモラハラ男』(漫画いのうえさきこ。晶文社)、当事者視点からの実践的な援助ガイドを試みた『「脳コワさん」支援ガイド』(日本医学ジャーナリスト協会賞受賞。医学書院)、当事者と臨床心理士との対話を記録した『不自由な脳』(山口加代子氏との共著。金剛出版)などの著書がある。

鈴木匡子

( すずき・きょうこ )

東北大学大学院医学系研究科高次機能障害学分野教授。神経内科専門医。山形大学医学部卒業。東北大学脳神経内科で神経内科学を学んだ後、メルボルン大学で神経心理学の臨床・研究を開始。帰国後は東北大学神経内科・同高次機能障害学、山形大学大学院医学系研究科高次脳機能障害学教授などを経て、2017年より現職。著書に『視覚性認知の神経心理学』(医学書院)、『症例で学ぶ高次脳機能障害』(中外医学社)など。

この本への感想

私自身、軽度の高次脳機能障害と診断されています。
現在、障碍者手帳を持ち就労しています。

同様のみちを歩んでいますので、共感できる部分が多々ありました。
早く知りたかった内容でした。

こば

さん
update: 2021/06/28

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