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ちくまプリマー新書

友だち幻想

——人と人の〈つながり〉を考える

「みんな仲良く」は幻想です。

「みんな仲良く」という理念、「私を丸ごと受け入れてくれる人がきっといる」という幻想の中に真の親しさは得られない。人間関係を根本から見直す、実用的社会学の本。

君に贈る本大賞

定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68780-7

Cコード

0236

整理番号

079

2008/03/05

判型

新書判

ページ数

160

解説

内容紹介

友だちは何よりも大切。でも、なぜこんなに友だちとの関係で傷つき、悩むのだろう。人と人との距離感覚をみがいて、上手に“つながり”を築けるようになるための本。

目次

第1章 人は一人では生きられない?
第2章 幸せも苦しみも他者がもたらす
第3章 共同性の幻想―なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
第4章 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」
第5章 熱心さゆえの教育幻想
第6章 家族との関係と、大人になること
第7章 「傷つきやすい私」と友だち幻想
第8章 言葉によって自分を作り変える

著作者プロフィール

菅野仁

( かんの・ひとし )

1960年生まれ。東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、現在、宮城教育大学教育学部教授・学長特別補佐。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。著書に『友だち幻想』『教育幻想』(ちくまプリマー新書)、『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)、共著に『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)などがある。

メディア情報

新聞

2018/10/27

日本経済新聞「春秋」で紹介されました。
雑誌

2018/10/02

「週刊朝日」10/12号「ベストセラー解読」で紹介されました。(評者:長薗安浩さん)
新聞

2018/10/01

産経新聞「産経抄」で紹介されました。
新聞

2018/09/30

朝日中高生新聞で紹介されました。
WEB

2018/09/19

NHK NEWS WEBで紹介されました。
新聞

2018/09/16

静岡新聞「気になる本」で紹介されました。
TV

2018/09/15

NHK「おはよう日本」で特集されました。
WEB

2018/09/15

ほんのひきだしで紹介されました。
新聞

2018/09/02

毎日新聞「この1冊」で紹介されました。
ラジオ

2018/07/11

TBSラジオ「たまむすび」で居島一平さんに紹介されました。
新聞

2018/07/03

河北新報で紹介されました。
ラジオ

2018/06/23

J-WAVE「BOOK BAR」で杏さんに紹介されました。
新聞

2018/06/20

茨城新聞「いばらき春秋」で紹介されました。
雑誌

2018/06/17

河北新報「とうほく本の散歩道」で紹介されました。(評者:小林直之さん)
ラジオ

2018/06/12

NBC長崎放送「午後ゴGO!」でメトロ書店本店・川崎綾子さんに紹介されました。
雑誌

2018/06/12

「婦人公論」6/26号の「ベストセラー散歩」で紹介されました。(鵜飼哲夫さん)
雑誌

2018/06/12

「andGIRL」7月号のカルチャーページで紹介されました。
新聞

2018/06/06

京都新聞「凡語」で紹介されました。
新聞

2018/06/03

長崎新聞「とっとって」でメトロ書店本店・室田大祐さんに紹介されました。
ラジオ

2018/05/30

ラジオ茨城FM「FMだいご」の「7色!図書委員会。」で紹介されました。
WEB

2018/05/25

早稲田塾ブログ「ワセダネ」の“受験生必見!おすすめブックNAVI”で紹介されました
TV

2018/05/25

NBC長崎放送「Nスタプラス長崎」の「カルチャーウォッチ」コーナーでメトロ書店本店・川崎綾子さんに紹介されました
新聞

2018/05/23

佐賀新聞で紹介されました。
新聞

2018/05/20

京都新聞で紹介されました。
新聞

2018/05/18

新聞之新聞で紹介されました。
新聞

2018/05/13

信濃毎日新聞で紹介されました。
新聞

2018/05/11

時事通信より「人気の本」として記事が配信されました。
新聞

2018/05/10

山形新聞で紹介されました。
新聞

2018/04/26

共同通信より「売れてる本」として記事が配信されました。
WEB

2018/04/21

ほんのひきだしで紹介されました。
新聞

2017/06/06

朝日新聞で紹介されました。

寄せられたコメント

まずは目次を見てほしい。 友だち、人との付き合い方のすべてが書かれています。 この本に書かれているのは、生きていくために大切なことのすべてです。 人間関係とは何か。どうすればいいか。 カンタンで深い答えがここにあります。
──

齋藤孝

さん
わたしは、人付き合いが苦手。 でも「他者と共存することはできる」とこの本は教えてくれました。 多くの人が独りでいたいし、皆といたい…… そんな矛盾の原因と対処法を教えてくれる本です。
──

壇蜜

さん
近いと大変で遠いとさびしい他人との「間合い」のとり方。 共感という幻想から自由になる方法。 刊行から10年の「現代の古典」には、生きる上で大切な「心の智慧」が詰まっている。
──

茂木健一郎

さん
私たちは世間という幻想の中に住んでいる。 中でも厄介な「友だち」について、これほど明快に解説した本は他にない。 読めば心が軽くなる。世界がスッキリ見えてくる。
──

小島慶子

さん
かつて同調圧力に服する共同体的な作法は、生存戦略と結びついたリアリズムであった。 だがシステムが生存戦略を用済みにした今、意外にも若者の同調圧力は強くなるばかり。作法を知らずに多様性が不安なのが背景だ。 本書は不安を超えるべく新たな作法を示す。 これを読めばあなたの人生は変わるはずだ。
──

宮台真司

さん
『友だち幻想』は、ひとりを怖がり、だけど人と繋がっていることに息苦しさを感じている人=わたしに必要な一冊だった。(『サンデー毎日』2018年8月19-26日夏季合併号)
──

南沢奈央

さん
お互いを縛る、窮屈な友だち関係になっていませんか? 自分たちの「関係」を見つめなおす視点を、菅野さんは鮮やかに提示してくれます。
──

西研

さん
菅野さん、こんな素晴らしい本を残してくれて、本当にありがとうございました。 この本は、これからもずっと、多くの若者の心に届き続けるに違いありません。
──

苫野一徳

さん
「既読スルー」「即レス」といった言葉が関係性を操る言葉として浸透してしまったように、人間関係という幻想にわざわざ輪郭を与え、わざわざ傷ついている。 10年前の本が、今改めて読まれているのは、「幻想」の強要が、いよいよしんどくなってきたからなのだろうか。(朝日新聞「売れてる本」2018年5月19日付)
──

武田砂鉄

さん
友だちの多い子を理想化してしまいがちな大人たちにも読まれるべき本だと思う。(読売新聞「ひらづみ! 」2018年6月4日付)
──

朝比奈あすか

さん

この本への感想

「人付き合いに悩んでいる方へ」

現代は本当に生きにくいと思う。情報がはんらんしているこの時代の若者にぜひ読んでほしい。そして先生方にも…。
気の合わない人との付き合い方に悩んだら。学校で教えてくれない事が書いてあります。

人間で難しい

さん
update: 2008/09/24
日本の今の人間関係に必要なエッセンスがとてもよく理解できました。留学生の私にもわかりやすい文章で書いてあり、コミュニケーションについて深く考えることができました。

MorinHoor

さん
update: 2008/08/21

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