ちくまプリマー新書
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読めば分かるは当たり前?
─読解力の認知心理学
犬塚美輪
著
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よく知られる昔話の多くがハッピーエンドで終わる。この幸せの物語を構造分析で解き明かすと「贈与」「援助」「交換」といったキーワードが見えてくる。語りつがれてきた幸せの像を捉えなおす意欲作。
第1章 昔話とは何だろうか(昔話には固有名詞がない
伝説は特定の場所に結びつく ほか)
第2章 どんな人物が主人公になるのか?(なぜ、「お爺さんとお婆さん」なのか
昔話の基本構造 ほか)
第3章 どんな人物が理想的な結婚相手とめぐり合うのか?(幸福の二つのかたち
結婚する主人公 ほか)
第4章 どんな人物が富を手に入れるのか?(富の獲得というテーマ
笠地蔵 ほか)
終章 どんな人物が幸運をつかむのか?(「待機」と「欠如」
「幸せ」と「円環」 ほか)
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