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定価

--

ISBN

978-4-480-70573-0

Cコード

0392

整理番号

2007/03/22

判型

A5変判

ページ数

704

解説
出版社品切れ

内容紹介

早すぎる晩年の、盛岡と長崎への旅にかける自らの想いを綴った二つの紀行を含む内面の手記、評論・エッセイ・編集後記など幅広い散文からなる随想、短歌や詩や夢日記などを記した創作ノート、および昭和二年と五年の日記を収める。

目次

手記(火山灰まで
火山灰 ほか)
随想1(奈良より法隆寺見学―六月五日
ノートブック ほか)
随想2(即興
一年を顧みて ほか)
創作ノート(自選 葛飾集―祥彦第一歌集
自選 両国閑吟集―祥彦第二集 ほか)
日記(一九二七年 ライオン当用日記
一九三〇年 その日その日日記)

著作者プロフィール

立原道造

( たちはら・みちぞう )

立原道造(たちはら・みちぞう):1914-39年。詩人。東京府立第三中学校時代から短歌を作り、第一高等学校時代には短歌雑誌『詩歌』に発表した。その後、三好達治に触発されて詩作に転じ、堀辰雄や室生犀星に傾倒、詩誌『四季』の同人になった。1937年に東京帝大工学部建築科を卒業、同年建築事務所に入所、詩集『萱草に寄す』を刊行する。しかし、次第に健康を害し、1939年2月に四季社の主催による第1回中原中也賞の受賞が決定するも、翌月わずか24歳8か月で病没。

鈴木博之

( すずき・ひろゆき)

1945年東京生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。1974-75年、ロンドン大学コートゥールド美術史研究所留学。1993年、ハーバード大学客員教授。現在、東京大学大学院工学系研究科教授(建築学専攻)。主著に、『建築の世紀末』(晶文社)、『建築の七つの力』(鹿島出版会)、『建築は兵士ではない』(鹿島出版会)、『都市のかなしみ』(中央公論新社)、『伊東忠太を知っていますか』(編著、王国社)などがある。

この本への感想

数年前に購入し、じっくり読みました。母が立原が好きで、母にプレゼントする形でこの全集を購入してきました。この度の完結がとても嬉しいです。
この巻の手記を読み、彼の内面が窺われ、色々考えさせられました。この度の刊行に対し、貴社に感謝しています。

緑川虫太郎

さん
update: 2010/09/27
私の青春・立原道造

立原道造全集第2巻を購入したのは、私が19歳の東京での浪人時代のことだった。女性とはあまり縁のない私に比べて、恋多き立原はむしろ、乙女を愛する、というより恋する、つまり感受性の人一倍強い「美」、「純粋さ」を持っている人だと思った。私は、勉強の合いまに彼の抒情詩をひもとき、夢を見た。大変、心が癒された。この美しい詩を書く彼は心も美しいのだろうと思った。清らかな心を私に分けてくれた彼は今の私より早く逝ってしまった人だった、というより彼より長く生きながらえてしまった私は、青春の真っ只中にいまも彼と生きているような気がしてしまう。
勉強、大学入試、就職と慌しく、その後全集を揃えないうちに絶版となってしまい、ようやく心身にゆとりのできた最近、書店で立原道造全集1、3巻を発見したときの嬉しさ! 特に第3巻の、手記、随筆…と彼の内面を知ることができ、19歳のときの直感、彼の清らかさ、純粋さ、さらに明敏さを発見、拝読し、読み返す度に私の青春が蘇えるのだった。これから彼の全集を揃えたいので、記者に感謝します。

たすくっきー

さん
update: 2007/08/17

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