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ちくま文庫

芥川龍之介集 妖婆 文豪怪談傑作選

怪奇に魅入られた文豪。 その創作の原点が見える

和漢洋の古典教養を背景にした芥川の怪談は、まさに文豪の名に相応しい名作揃い。江戸両国ものを中心ににマニア垂涎の断章も網羅した一巻本。

定価

--

ISBN

978-4-480-42742-7

Cコード

0193

整理番号
ふ

-36-14

2010/07/07

判型

文庫判

ページ数

400

頁
解説
出版社品切れ

内容紹介

本所七不思議に育まれ、身近な怪談の蒐集筆録に熱中するかたわら、西欧の怪奇幻想小説を愛読、ときに河童図や化物絵の筆を執った怪異の文豪芥川龍之介。夏目漱石、泉鏡花、柳田國男らに早熟な才能を愛でられ、大正怪談黄金時代の申し子として多面的に活躍した芥川の怪談文芸作品を初めて一巻に集大成。極めつきの名品から知られざる珠玉作、秘蔵の怪談実話ノートたる「椒図志異」も完全収録。

目次

妙な話
黒衣聖母
影
奇怪な再会
アグニの神
妖婆
魔術
二つの手紙
春の夜
孤独地獄
幻燈(「少年」より)
西洋人(「保吉の手帳から」より)
午休み(「保吉の手帳から」より)
海のほとり
蜃気楼 或いは「続海のほとり」
死後
夢
凶
文藝雑話 饒舌
近頃の幽霊
英米の文学上に現れた怪異
The Modern Series of English Literature序文抄
市村座の「四谷怪談」 附御所五郎蔵
新編・妖奇怪異抄
椒図志異

著作者プロフィール

芥川龍之介

( あくたがわ・りゅうのすけ )

1892-1927年。東京の下町生まれ。幼いころより和漢の書に親しみ、怪異を好んだ。一高、東京帝大英文科にすすむ。在学中に書いた「鼻」が夏目漱石の激賞を受ける。しばらく教員生活をしたのちに創作に専念、第一創作集『羅生門』によって文壇の地位を確立。以後、王朝物、キリシタン物、開化物など、たえず新機軸につとめ、知的で清新な作風をつくりあげた。睡眠薬により自殺。

東雅夫

( ひがし・まさお )

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に「ゴシック文学入門」「ゴシック文学神髄」「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。

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