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ちくまプリマー新書

研究室からはるかな旅へ

魅力的な6人の研究者たちの「研究室」に行ってみた。

無人島の海鳥、海底の沈没船、宇宙の生命、北欧神話、縄文人のゲノム、そして土。六人の研究者が見る景色はとほうもなく広く深い。そのドアをたたいてみよう!

定価

1,210

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-68566-7

Cコード

0295

整理番号

534

2026/10/06

判型

新書判

ページ数

320

頁
解説

内容紹介

魅力的な6人の研究者たちの「研究室」に行ってみた。

◆無人島の鳥 川上和人
◆海底の沈没船 山舩晃太郎
◆宇宙の生命 藤島皓介
◆北欧神話 伊藤 尽
◆縄文人のゲノム 神澤秀明
◆土の謎 藤井一至

世界の果てまで足を運び、何億年もの時を超える、
それぞれの「謎」に迫る魅力的な研究者たち。
かれらが見る景色はとうもなく広く深い。
さあ、研究室から飛び出そう!

『ナショナルジオグラフィック』(日本版ウェブサイト)の人気連載「「研究室」に行ってみた。」書籍化、第三弾!

目次

はじめに

鳥をめぐる「すごい」物語 川上和人
1 自然の中の「パーツ」としての鳥
2 外来種の駆除を保全の目的にしてはならない理由
3 「手つかず」の島の物質循環をさぐる
4 博学多才な鳥類学者はなぜ、どのように誕生したのか
5 新たな島、西之島
6 「面白い」に導かれる

世界中の沈没船や水中遺跡から見えるもの 山舩晃太郎
1 世界の海で活躍する気鋭の船舶考古学者
2 船の考古学に夢中になるまで
3 水中考古学の革命フォトグラメトリとその先に見えるもの
4 世界の沈没船の発掘現場をめぐって気づいたこと
5 「日本は一気に世界一の水中考古学大国になる」わけ

生命は地球以外にも存在するのか 藤島皓介
1 そもそも「宇宙生物学」って何ですか?
2 古細菌研究から「宇宙生物学」へ
3 生命は「二つの紐」から始まった?
4 「生命が始まる最初の瞬間」を再現したい
5 生命誕生の鍵を握る驚異の「リボソーム」
6 太陽系でほかに生命を探すとしたらどの星か
7 生物学者の宇宙研究とは
8 もし異星の生命が見つかったら

バイキング・北欧神話・トールキンの世界へ 伊藤 尽
1 バイキングと北欧神話とトールキンの「異世界」へようこそ
2 「エルフ語」のつくり方
3 エルフ、ドワーフ、オージン――バイキングの活躍と北欧神話の浸透
4 北欧神話の起源と写本「エッダ」発見の物語
5 日本のマンガやゲームに北欧神話が広まる
6 わたしたちはなぜこんなにも北欧の神話が好きなのか
7 行き止まりの場所のさらに先へ

古代DNAと日本人のルーツを探る 神澤秀明
1 縄文人の女性の全ゲノムを解読し、顔を復元する
2 縄文人のDNAでわかった様々な特徴
3 日本で古代DNAの研究設備を立ち上げる
4 予想より複雑だった「日本人」の起源
5 縄文人は異質で均質?
6 ゲノムで「家族」観に迫る?
7 縄文人よりずっと多様な弥生人
8 三重構造なのか? 多重構造なのか?
9 縄文人はどこからきたのだろう

「土」の謎に挑む 藤井一至
1 「世界の見え方が変わるほどの衝撃」をおぼえる土の研究
2 「地球最後の謎」に挑む土の研究者ができるまで
3 畑の劣化した土と森の健康な土はどう違うのか
4 山火事による土の劣化を解決した見事な方法とは
5 「地球最後の謎」、土を人工的につくってみよう
6 月や火星でジャガイモを作るには?
7 福島と日本の「田んぼ」の未来を切り開くには
8 スコップを持って世界をめぐる

著作者プロフィール

川端裕人

( かわばた・ひろと )

川端 裕人(かわばた・ひろと):1964年兵庫県明石市生まれ、千葉県千葉市育ち。文筆家。東京大学教養学部卒業。『ドードーをめぐる堂々めぐり──正保四年に消えた絶滅鳥を追って』『おしゃべりな絶滅動物たち──会えそうで会えなかった生きものと語る未来』(ともに岩波書店)、『我々はなぜ我々だけなのか──アジアから消えた多様な「人類」たち』(講談社、科学ジャーナリスト賞・講談社科学出版賞受賞)、『科学の最前線を切りひらく!』(筑摩書房)、小説に『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会、新田次郎文学賞受賞)、『川の名前』(早川書房)、『銀河のワールドカップ』(集英社)など多数。色覚をめぐる絵本に、『いろ・いろ 色覚と進化のひみつ』(絵・中垣ゆたか、講談社)がある。

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