loading...

ちくま文庫

エレンディラ 新版

『百年の孤独』の世界と交差する傑作。ガルシア=マルケス、最高の短篇集!

ガルシア=マルケスの代表的短篇集。改訂し、詳細な解説を付した新版。6つの短篇と中篇1つを収録する。解説 木村榮一/松本健二

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-44104-1

Cコード

0197

整理番号

-5-4

2026/07/09

判型

文庫判

ページ数

224

解説

木村榮一/松本健二

内容紹介

大きな翼を持つひどく年取った男、この世でいちばん美しい水死人、無垢な少女エレンディラの数奇な物語……
"大人のための残酷な童話"ともいえる6つの短篇と中篇「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を収録。『百年の孤独』ともつながる、コロンビアのノーベル賞作家ガルシア=マルケスの代表的短篇集。改訳し、詳細な解説を付した新版。

解説 木村榮一・松本健二

『百年の孤独』と『族長の秋』というふたつの大作にはさまれて生まれたのが、ここに紹介した『エレンディラ』である。とめどなくエピソードがくり出される壮大なスケールの二編の小説の余滴とも言えるのがこの短編集だが、一方ではこの二作品をつなぎ合わせる性格をも備えている。――木村榮一

ガルシア=マルケス初心者にうってつけの入門書ともいえるのが、本書『エレンディラ』であろう。――松本健二

目次

大きな翼のある、ひどく年取った男 

失われた時の海 

この世でいちばん美しい水死人 

愛の彼方の変わることなき死 

幽霊船の最後の航海 

奇跡の行商人、善人のブラカマン 

無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語 

訳者あとがき 木村榮一  

余談ながら ―― 新版あとがき 木村榮一  

解説 松本健二  

著作者プロフィール

ガブリエル・ガルシア=マルケス

( がるしあ=まるけす,かぶりえる )

ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel Garcia Marquez):1927年、コロンビアのカリブ海地域の町アラカタカ生まれ。ボゴタ大学中退後新聞記者となり、ヨーロッパ、ベネズエラなどでジャーナリストとして活動。そのかたわら小説を執筆し、55年に『落葉』を出版。67年発表の『百年の孤独』で世界的に評価される。82年にノーベル文学賞受賞。主な作品に『族長の秋』『コレラの時代の愛』などがある。2014年没。

鼓直

( つづみ・ただし )

鼓 直(つづみ・ただし):1930年、韓国・馬山生まれ。法政大学名誉教授。ガルシア=マルケス『百年の孤独』『族長の秋』、ボルヘス『伝奇集』、アレナス『めくるめく世界』など訳書多数。2019年没。

木村榮一

( きむら・えいいち)

木村 榮一(きむら・えいいち):1943年、大阪市生まれ。神戸市外国語大学名誉教授。ガルシア=マルケス『コレラの時代の愛』『わが悲しき娼婦たちの思い出』、コルタサル『遊戯の終り』、リャマサーレス『黄色い雨』など訳書多数。

シリーズ・関連本

「ちくま文庫」でいま人気の本

【生誕100年】茨木のり子の本