loading...

ちくまプリマー新書

医人の夢

「医者になりたい」高校生×医療ミステリー

「医者になりたい」高校生が目の当たりにした、暗くて重い現実とは。ある医療ミス疑い事件をめぐり「正しさ」を問い直す。医療小説の名手が贈る青春ミステリー。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-68554-4

Cコード

0293

整理番号

525

2026/06/08

判型

新書判

ページ数

192

解説

【イラストレーション】石山さやか

内容紹介

命を救うはずの場所で
僕は「重い現実」を見た――
映画『廃用身』原作者が贈る、
「正しさ」を問いなおす物語。

「医者になりたい」高校生×医療ミステリー

医学部受験のため猛勉強中の高校二年生・医人(いひと)。
同級生の父親が喉頭がん治療中に急死し、医療ミスではないかとの話が持ち上がる。
事実を探るべく、主治医、親戚の麻酔科医、各科の専門医、新聞記者と対話し、
「病気を治して人の役に立つ」というきれいごとだけでは説明できない医療の重い現実を知る。

【本文より】
……「そんな陽の当たる場面ばかり思い描いて医者になったら、すぐに挫折して、やる気のない医者になったり、金儲けに走る医者や、楽をすることばかり考える医者になったりする。医者になるなら、医療の陰の部分をあらかじめ知っておくことが大事なんだ。……医療にはそんな世間から隠された暗くて重い現実があることを知っておくことが、ほんとうの意味でいい医者になるための心の準備になるんだ」……

目次

第一章 「将来、医者になりたいんです」
第二章 「もし、医療ミスだったら、悔しいな」
第三章 「医療には知らないほうがいいことも多いんだぞ」
第四章 「そう、心の準備だ」

著作者プロフィール

久坂部羊

( くさかべ・よう )

久坂部 羊(くさかべ・よう):1955年大阪府生まれ。小説家・医師。大阪大学医学部卒業。大阪大学医学部附属病院にて外科および麻酔科を研修。その後、大阪府立成人病センターで麻酔科、神戸掖済会病院で一般外科、在外公館で医務官として勤務。同人誌「VIKING」での活動を経て、2003年『廃用身』で作家デビュー。2014年『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞。小説作品に『破裂』『無痛』『神の手』(幻冬舎文庫)、『老乱』(朝日文庫)ほか。新書作品に『医療幻想』(ちくま新書)、『日本人の死に時』『人間の死に方』(幻冬舎新書)、『人はどう死ぬのか』『人はどう老いるのか』『人はどう悩むのか』(講談社現代新書)ほか。小説、エッセイともに著書多数。

シリーズ・関連本

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくまプリマー新書」でいま人気の本

【生誕100年】茨木のり子の本