岩波書店の時代から ─近代思想の終着点で

大塚 信一 著 , 堀切 和雅

近代からポストモダンへの思想的転換点にあった二十世紀後半の岩波書店は何を発信したか。様々な文化人の出版活動とその思想的背景を当時の編集者が語りつくす。

岩波書店の時代から ─近代思想の終着点で
  • シリーズ:
  • 2,200円(税込)
  • Cコード:0395
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2024/04/15
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:368
  • ISBN:978-4-480-01796-3
  • JANコード:9784480017963

この本の内容

一九六〇年代からポストモダンの時代を通じ岩波書店で多彩な出版活動を展開した大塚信一に、同じく編集者だった堀切和雅が問う―脱魔術化され、人間の精神が寄る辺をなくした近代において学問や芸術は何と格闘してきたのか。河合隼雄・中村雄二郎・大江健三郎・山口昌男・宇沢弘文・木田元・磯崎新らとの仕事を組織しつつ、何を理解しようとしてきたのか。近代の思考もまた新手の魔術だったのではないか。我々はなぜ地球的破局に向かう終着点にいるのか―人類の思想史を対話でたどる。

この本の目次

第1章 「敗戦」のアンビバレンス
第2章 「近代」という問題群をまるごと問う
第3章 日本近世・準備された逆説
第4章 言語と「場」、そして意識
第5章 「主体」の観念、以前
第6章 「心」―変性するもの
第7章 ポストモダン思想の淵源
第8章 リアリズム・ニヒリズム・ファンタジー
第9章 トポスと人物
第10章 思考空間としての社会
第11章 「場所」から考える
第12章 脱魔術化と再魔術化
第13章 生・ロマン・崇高
終章 いま、破局に至るのか

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