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ちくま新書

ニッポンの大地震

——地学でわかる予測と対策

大地変動の時代に全国民必携の一冊!

日本全国、地震の起こらない場所はない。南海トラフ、首都直下、日本海……将来の巨大地震の時期、危険度、備え方を具体的に、図版多数で解説。全国民必携の書。

定価

1,155

円
(10%税込)
ISBN

978-4-480-07766-0

Cコード

0244

整理番号

1940

2026/10/06

判型

新書判

ページ数

272

頁
解説

内容紹介

南海トラフ地震、首都直下地震に、備えよ!

京大人気No.1教授が贈る全国民必携の書。
日本人が地震について知っておきたいことのすべて。

今後10年〈最大の危機管理〉を、この一冊から。
具体的な数字と図版満載で、分かりやすく解説します。

日本全国、地震の起こらない場所はない。
南海トラフ、首都直下、日本海、内陸の活断層……
将来の巨大地震はどのくらい危険で、どう備えるか。
「東日本大震災の15倍の被害」
「19個の地震の巣が首都直下にある」
「十数年後に起きる」という具体的な予測を、
地学の知識から、豊富な図版とともに解説する。
対策についても、ローリングストック、避難、事業継続計画(BCP)など、実際的な方法を伝授しよう。
今後10年の〈最大の危機管理〉のすべてが詰まった、
大地変動の時代に全国民必携の一冊。

目次より………… 「地震だ!」その瞬間に考えるべきこと/「沈み込み帯」にある日本列島/いつ起きてもおかしくない首都直下地震/震源域が19か所もある/ 3つの地震が連動して起こる/「西日本大震災」という伝え方/「10年後の手帳」に/南海トラフ巨大地震の季節が始まった/日本海側を太平洋側のバックアップ拠点に………………… etc

目次

はじめに
日本にはどのくらい地震が多いのか/「大地変動の時代」だからこその思考法/知識こそが「サバイバル」のための武器になる

第1章 地震とはどういう現象か
「地震だ!」その瞬間に考えるべきこと/ゆれはどうして起こるのか/断層とは過去の地震の記録である/地震の波と震源域/地震には縦波と横波がある/地震波は地球の内部を知るカギとなる/地震の地表波/地震はどうやって測るか/デカルトの遺産/短周期の動きと長周期の動き/マグニチュードと震度/気象庁マグニチュードとモーメントマグニチュード
コラム1 世界と日本の巨大地震

第2章 日本列島、地震の起こらない場所はない
地球の内部構造はゆで卵!?/地球は12枚のプレートで覆われている/リソスフェアとアセノスフェア/プレートに載って大陸はただよう/ウェゲナーの大陸移動説/地殻とプレートの違い/海洋地殻と大陸地殻を比較すると……/「沈み込み帯」にある日本列島/地震の発生を説明する「プレート・テクトニクス」
コラム2 津波はどうやって起きるか

第3章 いつ起きてもおかしくない首都直下地震
首都直下地震とは?/震源域が19か所もある/関東大震災の再来/関東大震災はどのように起こったのか/関東直下地震には周期がある/液状化と地盤流動/大量の災害廃棄物が発生/首都圏一極集中は、どう危険なのか/房総半島沖地震と巨大津波/千葉県直下にプレートが3枚/繰り返されるスロースリップ地震/房総半島を大津波が襲った延宝房総沖地震
コラム3 「災害シナリオ」で首都直下地震に備える

第4章 南海トラフ巨大地震とはどういうものか
3つの「地震の巣」がある/巨大地震の履歴/3つの巨大地震が連動して起こる/南海トラフ巨大地震の前後に増える内陸地震/活動期と静穏期から次の巨大地震を予測してみる/どのくらいの被害が想定されるか/「西日本大震災」という伝え方/緊急地震速報の仕組み/「空振り」よりも「見逃し」が怖い地震予測
コラム4 南海トラフ巨大地震の「半割れ」現象と時間差

第5章 スーパーサイクル超巨大地震への備え
超巨大地震のメカニズム/南海トラフ巨大地震、300年経過の意味/琉球海溝で発生するM9クラス巨大地震/「史上最大」の1771年八重山地震津波/「海底地滑り」で想定外の大津波が発生する/「琉球―東海巨大地震」を一連の課題とする/確率による発生予測/「地震発生確率」では伝わらない/「10年後の手帳」に/「南海トラフ地震臨時情報」が自分事になった日/南海トラフ巨大地震の季節が始まった
コラム5 スーパーサイクル超巨大地震で富士山噴火の連動

第6章 日本海で起きる地震
元日の大地震/能登半島地震と活断層/次に警戒すべきは能登半島西部や佐渡沖である/数千年ぶりの地殻変動/日本海の成り立ちからわかること/そして、日本列島が陸化した/日本海東縁にはひずみ集中帯がある/日本海側を太平洋側のバックアップ拠点に
コラム6 地球科学者にとっての東日本大震災

第7章 地震にどう備えればよいか ―― 危機管理を具体的に
家庭でできる備え/非常持ち出し品と常備品/学校や会社ではどう準備するか/まず自分の命を守る/学校や会社からの帰宅はどうするか/避難所での生活をリアルにシミュレーション/情報収集と家族との連絡法/帰宅路を実際に歩いてみる/「安全」と「安心」/被害の6~8割は事前準備で減らせる
コラム7 「防災の日」に「率先避難」を考える

第8章 「大地変動の時代」だからこその思考法
「当たり前」を見直す/18世紀の破局的災害・リスボン大地震/当時の思想家たちの世界観をひっくり返した/リスボン大地震後のポルトガルから学べること/日本列島に生きる者の思考回路/地震にも「恵み」がある/豊かな都市に必要な条件/「流れ橋」に見るしなやかな生き方/「ブリコラージュ」の発想
コラム8 地学の「想定外」

第9章 地球の歴史の中で人類はどう生きるか
プレート運動が石炭・石油を生んだ/地球上の自然は本来フローである/農業革命とストックへの転換/「北緯35 度の逆転」と人類の居場所/都市の膨張/産業革命は地球をどう変えたか/環境問題には「逃げ場がない」/昔の生活に戻れるか?/資本主義的フローの危険性
コラム9 生命居住可能領域

おわりに

索引

著作者プロフィール

鎌田浩毅

( かまた・ひろき )

鎌田 浩毅(かまた・ひろき):1955年生まれ。筑波大学附属駒場高校、東京大学理学部地学科卒業。通商産業省(現・経済産業省)を経て97年より京都大学教授。2021年より京都大学名誉教授、京都大学経営管理大学院客員教授。理学博士(東京大学)。専門は地球科学・火山学。日本地質学会論文賞受賞。テレビや講演会で科学を明快に解説する「科学の伝道師」。京大の講義は毎年数百人を集め学生の人気を博した。著書に『京大人気講義 生き抜くための地震学』『やりなおし高校地学』『理系的英語習得術』(ちくま新書)、『日本史を地学から読みなおす』(講談社現代新書)、『大人のための地学の教室』(ダイヤモンド社)、『地球の歴史』『理科系の読書術』(中公新書)、『知っておきたい地球科学』『火山噴火』(岩波新書)ほか多数。週刊エコノミストに「鎌田浩毅の役に立つ地学」を連載中。YouTube「京都大学最終講義」は120万回以上再生中。2025年ベストドレッサー賞(学術・文化部門)受賞。

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